「スマホ脳」を読んで

書評

スマホなんて持っていて当たり前の時代になった。僕が大学生の頃は、まだガラケーだったが、徐々に周りにスマホを持ち出す人が増えてきた。最初に勧めてきたのは先輩だった。

「買わない理由がない。」

ファミレスでそういっていたのを今でも覚えている。説明を聞いてそんな余計な機能いらないと思っていたが、持ち出したらこんな便利な機械はないと180度考えが変わった。

今やスマホの中には、YouTubeやインスタ、Twitter、TikTokなど、スマホを手放せないようなコンテンツが盛り沢山だ。

それは小学生も持つはずだ。スマホひとつあれば、何時間も時間を潰せるのだ。また、親からしてもスマホ与えるだけでうるさい子どもが大人しくするのだから、便利なものだ。誰もヨーヨーやミニ四駆なんて持っていない。

生活の一部どころか全部を占めかねないスマホの危険性について、まとめてみた。

スマホは最新のドラッグ

「もしかしたら」がスマホを欲させる

不確かな結果への偏愛がそうさせる。スロットやカジノがいい例だ。「もしかしたら」次は勝てるかも。脳は、不確かな未来への期待が大好きなのだ。だから、メールの着信音がすれば、「もしかしたら」大事な連絡かもしれないとスマホを手にとるのだ。かもしれないことに強い欲求を感じ、「ちょっと見るだけ」とスマホを手に取る。何十回も、10分おきに。

こんな依存性の高いものがドラッグでないわけない。

だから、IT企業のトップは子どもにiPadを与えない。

集中できない

スマホは、サイレントモードでも私達を邪魔するらしい。

要は、気になるのだ。会話をしているときにスマホがテーブルの上にあるだけで、木になって会話の内容に集中できていないらしい。また、本を読んでいるときにスマホを手に取ることで、スマホをから本に戻ってきたときに集中するのに時間を要するようだ。

さらに、スマホの魔力に抗おうとすると脳が疲弊してしまって、他の作業をする容量も減るらしい。

これは確かにある。本に没頭したいが、スマホがバイブしただけで、本への注意が散漫になる。もはや、別室に置いておいた方がいいのかもしれない。

睡眠の質が落ちる

最近切に思う。つい布団に入ってからスマホを見てしまう。YouTubeなんかを見てしまい、12時に布団に入っても1時ごろまで見てしまう。もうこんな時間とスマホを伏せるが、寝付きもよくない。そこにはスクリーン、ブルーライトが関係している。光が眠気を覚まさせるようだ。1日6時間以下の睡眠が10日続くと、24時間起きていたときと同じくらい集中力が下がるらしい。どうりで日中眠たいわけだ。

スマホは見なければ見ないで、全然生活に支障が出るわけではない。しかし、新しい情報への期待、不確かな結果へのドーパミンが半端ない。

スマホを見ている時間を他のことに使えば、専門家になれるレベルだ。

就寝1時間前からスマホを触らない方がいいと何かで聞いたことがある。今、「できるかな」と思うほどスマホに依存していると自覚した。刹那的にすぎていく動画が、楽なのだ。

最後に

スマホは生活に欠かせない神器だ。そう思っている時点でスマホ脳だと感じる。あまり、電車やバスでみんながスマホを触っている光景が好きではない。それしかすることないのか。スマホの中に閉じこもって周りに無関心。せっかく友達ときているのに、話すことはないのかい。2人ともがスマホを触ってさ。

脱スマホ脳!ボードゲームを買おう!

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