久しぶりに、電話がなりましたね。
「しくじり先生!△△さんのお母さんからお電話です。」
ドキッとしました。心当たりがあったからですw

先生、お世話になってます。
今日ね、うちの娘がね帰ってきてから言うんですよ。
掃除のときに、上の棚みたいなところを雑巾で拭いていたら、
○○先生に『何度言ったらわかるの。家でもそんなことしてるの!?』って言われたって。
娘が言われましたけど、ウチではそんなことしてませんし、私も気分がいいものではありません。
それに、娘はしくじり先生や他の先生にもそこを雑巾で拭いたらダメなんですかと確認したみたいですが、お二人は雑巾でいいと言ってらしたんですよね?
そこにも指導に一貫性がないというか、食い違ってませんか。
ちょっと指導の仕方がどうなのかなと思いまして、電話させていただきました。
確かに、掃除の後教室に帰ってきた娘児童とこんなやりとりがありました。
娘:「(窓のサンを指して)ここって雑巾じゃダメなんですか。」
しくじり「雑巾でいいんじゃ?」
娘:「ですよね!なんか怒られたんですよ。」(と言って不満そうに着替えに向かう)
やはりこのことだったかと思いました。
電話の内容は簡単にまとめてありますが、実際の電話時間はもっと長いですし、お怒りモードでした。
自分のことだったらその場で弁解できましたが、児童の清掃場所担当の先生のことだったため、
「担当に確認させてもらいますね。」と言って電話を切りました。
みなさんはこの件どう思いますか。

それは先生言い過ぎなんじゃない。
家のことは関係ないし。

子どもは本当にそう言われたのかな。
もっと違うニュアンスだったのでは。
ね、事実を知らない人にとっては与えられた情報で判断するしかありませんよね。
ということでまずは事実確認から。

ここの床は広いので、時間いっぱいやらないといけないんです。
それなのに下を十分にやらず、上のふちやら棚を拭いていたので、
『そこはいいって言わなかった?』と言ったんですよ。
それに雑巾で拭いていたので『お家ではそんなことしないでしょ』と。
普通上の方は雑巾では拭かないので。
言い方が悪かったんやねぇ。
担当教諭の発言「そこはいいって言わなかった?」「家でそんなことしないでしょ」
児童が受け取った「何度言ったら分かるの」「家でもそんなことしてるの」
には明らかな乖離がありますよね。
ただ、エビングハウスの忘却曲線が示しているように、2人とも自分のした発言やされた発言が一言一句正確だとは言い切れません。
人は忘れるし、都合よく言い換えている可能性もあります。
しかも子どもなら尚更です。
だから、小学生には学校にいる間に事実を確認し、納得させる必要があります。
そうしなければ、子どもは自分の都合のいいように保護者に伝え、事実とは違うのに、保護者が曲解して学校にクレームが入ります。
電話だけで済めばいいですが、大抵電話では話がこじれにこじれます。
管理職も巻き込むことになります。
家庭訪問となります。
精神的・時間的苦痛から多忙感と疲労感をどっと感じます。
ほんとにこれはこの1年で痛いほど身に染みました。
今回は電話だけで済みましたが、担当教諭も納得できない様子でした。申し訳ない。
「ミステリと言う勿れ」で主人公の整さんが言っていたのですが、
「事実は1つしかないけれど、真実は複数ある」
ホントそれ。
担任は、検察と弁護人の両方をしなければならず、落とし所を探り納得させる必要があります。
本当に判断すべきことが多い!
賢く素直な子ならまだいいのですがね。これが・・・(察してください。)
日々修行ですね。
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