しくじり先生から学ぶ保護者からのクレームをなくす方法③「先手必勝」

教師奮闘記

こんにちは、正楽です。

今回は、保護者からのクレームをなくそう第三弾「先手必勝

先手必勝とはその文字通り、「先に手を打った方が勝つ」ということです。

勝つとか負けるとかではないですが、大きなクレームや問題になりにくいです。

どういうことかと言いますと、年数を重ねると、これ家庭に連絡しといたほうがいいなとピンとくることありますよね。例えば、人間関係のトラブル、授業での怪我、指導したことなどです。

例えば、子どもが湿布や絆創膏をはって帰宅した時に、こちらは何が起きたか把握していますが、保護者はなぜ湿布を貼ることになったのか分かりません。子どもから事情を聞けば済む話ですが、大きな怪我はもちろん、小さな怪我であっても説明しておくに越したことはありません。小さな怪我であれば、「わざわざすみません」と連絡をしたことがプラスに働きます。怪我は相手がいなければそこまで大きなクレームにはなりにくいです。よほど危険なことを放置していない限り。

厄介なのは、指導したことや人間関係のトラブルです。子どもは、あったことを自分に都合良く親に話すものです。ですから、親は自分の子が被害者だという認識でいます。親としては、子どもを傷つけられて黙っていられませんから、当然学校に連絡がきます。「どうなってるんだ。」と。そうなると、管理職や主任の先生に報告と相談をしなければなりません。さらに、相手の児童家族にも連絡を入れる必要も出てくるかもしれません。問題が大きくなりつつありますね。

さて、このような事態になる前にできることはなかったのか。

ここで先手必勝法を行使しましょう。

先手必勝①学校で起きたトラブルは、子どもが学校にいるうちに解決しよう。

問題を家に持ち帰らせないことです。未解決のまま家に持ち帰えらせていいことはありません。なぜなら、当事者たちの記憶が曖昧になり、言ったことが言ってないことになったり、言ったことのニュアンスが違ってきたりします。また、友達同士のLINEで「あいつムカつく」と同盟を組まれる恐れもあります。

まずは学校で解決して、当事者同士が納得のいく形で終わらせられることがベストです。

先手必勝②子どもが家に着く前に家庭に連絡をしよう。または、保護者が家に帰る前に連絡を入れよう。

子どもは解決したことでさえも、嘘をついて自分が悪くなかったように都合の良いように言います。保護者は何も知らない状態から子どもの言い分を聞きますから、子ども寄りの考え方になります。事実とは違っても、親から後で嘘をついたことを叱られると思って、後に引けず嘘が嘘のまま進行していきます。そうなると言った言わないのややこしい問題に発展します。

しかし、先手必勝で客観的に事実を保護者に前もって伝えることで、保護者は我が子の言い分を事実と照らし合わせながら聴くことができます。また、子どもからしても先生からすでに保護者に話がいってるとなると嘘がつけません。そこからは家庭の教育の問題になります。理性をもって子どもの話を聴けることで、保護者も「そういう時は○○するといいよ」「ここはあなたがいけなかったね。」とアドバイスがしやすくなります。

先手必勝法を使えば、学校で起きたことを、管理職や主任に報告だけで済みます。時間も労力も圧倒的に減ります。

怪我でもトラブルでも児童に納得して帰らせ、指導内容を含めて前もって説明する

これがあるかないかで全然違います。

面倒くさいですが、放っておくともっと面倒くさいことになります。

先手先手でトラブルを減らし、信頼を勝ち得ましょう!

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