こんにちは、正楽です。
今回は保護者からクレームをなくそう第六弾「丸つけ」です。
丸つけってどうしてますか。
または、あなたのお子さんの担任の先生は、どんな丸つけをしていますか。
正直、教員からすると丸つけは時間のかかる手間なものです。計算ドリルの20問の計算問題なんかは尚更時間がかかります。隙間時間を見つけては、せっせと丸つけ。給食後の空き時間でやろうとすると、眠たくなって赤ペンの後がミミズのようになります。
しくじり先生にとっては、丸つけはやっつけ仕事で作業のようなものでした。宿題はやってあればOK。漢字のなぞりがずれてようが、汚い字で書かれてようが丸をしていました。なぜなら、なぞりができない児童に限って直しもろくにできず、時間がかかるからです。直しの付箋がどんどん溜まっていきます。その指導にどんどん時間が奪われていきます。宿題をおろそかにする者は、おろそかにした分だけ自分が痛い目をみればいいのです。そっちが粗相に書くならこっちもその程度の熱意でしか丸つけはせんぞっと思ってました。
しかし、ある動画を見て考えが変わりました。
丸つけをおろそかにすると学級が荒れるというのです。
なぜか。理由は、丸つけを適当にやることで、子どもは「宿題を適当にやってもお咎めなしやし、直しもほったらかしにしても何も言われんし、時間をかけても褒められんし・・・適当にやっておこーっと。」となります。要はいい加減な人間が増えるということです。いい加減人間が増えることは、学級全体の士気にも関わります。いい加減な者が大半のクラスは荒れます。
さらに、宿題は家でやるため、親が子どもの学習態度に気づきます。
「去年の○○先生の時は、帰ってから何よりもまず宿題をしていたのに、しくじり先生になってから全然しなくなった。」→「ちゃんと学校でも勉強しているのだろうか。」→ドリルを見て「全然直しもしてないやんか。間違ってるのに○ついてるやん!」→「どうなっとるんじゃい!」
こうなるわけです。
ですから、丸つけの手を抜くことは、相手は子どもだけれども、背後にいる保護者の信頼感を下げるものだと心得なくてはいけません。
しくじり先生は、思いました。
あーそうだった。「面倒なことをほっておくと、さらに面倒になる」んだった。
そこで、「丸つけは丁寧に。直しはすぐに。」をモットーにすることにしました。
直しを休み時間にさせると、こっちの休み時間も子どもの休み時間もなくなります。
よくありません。そのため、授業の最初または終わりに組み込むことにしました。
教師は授業中で直しを終わらせられるし、児童にとっても授業は短くなるわ、直しができるわで、WinーWinです。
丸つけ一個とっても、保護者のクレームにつながりますので、気をつけていきましょう!
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