こんにちは、正楽です。
今日は保護者からのクレームをなくす方法、第一弾「趣意説明」です。
理由を常に説明すること
例えば、晴れているのに「プールに入りません。」と言ったら、子供たちは「何でですか!」と非難轟々になりますよね。それを「水温と気温が基準値に達していません。命に関わりますから、プールに入りません。」というように理由を付け加えます。これが趣意(〜のため)説明です。
この理由があるかないかで、子供の納得感が違います。納得いかないことが続くと、教師への信頼が下がってきます。教師への信頼が下がると指示が通りません。次第に学級が荒れていくことになります。
さらに、子供の背後には保護者がいます。いつも子供が不満たらたらで帰ってくれば親の信頼度にも影響します。
子供「今日プール入らんかったし。晴れてるのに。」
親「え、何で?」
子供「知らん。」プリプリ
親「・・・」
1回ぐらいは「先生にもなんか理由があったのかな」程度で済むかもしれませんが、何回も続くと親も不信に思います。すると、親は連絡帳や電話、ややもすると学校に来て教師に説明を求めてきます。報告連絡相談が必要ですから、自分1人だけでなく、主任や管理職も巻き込むことにもなります。保護者対応は、こうなってくると時間も心もすり減ります。多忙感から精神面が消耗していきます。
こんなことにならないよう、今日のテーマ「趣意説明」を必ずしましょう。
もし趣意説明をしていれば・・・
子供「今日プール入らんかったし。晴れてるのに。」
親「え、何で?」
子供「なんか、水温と気温が足りんかったんやって。」
親「それは仕方ないね。次入れるといいね。」
一言、面倒くさがらず理由を説明するだけで、子供の、親の納得感が違います。無駄な保護者対応をする必要もなく、自分を守ることにもつながります。是非取り入れてください。
ただ、注意点が2つあります。
①当然分かるだろうと思うことでも、趣意説明をしてください。案外子供は分かっていません。
②小さなことや急いでいる時でも、趣意説明をしてください。案外子供は分かっていません。
くどいくらいに説明するのがいいでしょう。
子どもの心を掴む教師や学級経営の上手な教師は、もれなくこの趣意説明が上手いです。おもしろおかしく納得させたり、お得に感じさせたり、やる気にさせたり。とても真似できませんが、真面目でもいいので必ず趣意説明だけはしてください。しくじり先生からのお願いです。
見返してやろうゼ!
コメント