保護者をギャフンと言わせたい。

管理者

今日は過激なタイトルでごめんなさい。
この「ギャフン」には、半沢直樹みたいに土下座までさせるという意味までは入っていません。「○○先生のおかげで。」とか「○○先生が担任で良かった。」と感謝の言葉を述べさせてやる!ということです。

なぜ急にこんな今までの毛色と違う投稿をするかというと、先日保護者が校長室に入ったきり2時間出てこないことがありました。担任が呼ばれてそこからまた2時間。計4時間いたことになります。何をそんなに長いこと話していたと思いますか。

修学旅行の班決め」についてです。

保護者は2人で来ており、班決めをめぐるトラブルやトラブルへの指導の仕方に苦言を呈しにいらっしゃいました。

班決めからトラブルに至るまで、その都度いれた指導について説明しました。また、保護者の方の考えも拝聴しました。

その上で保護者の方に申し上げるとするならば、
あなた方が介入すべき問題ではない!
です。

現時点でのクラスの状況がよくないのも分かります。班決めが原因で欠席した子がいることも認めます。担任の落ち度が全くないとは言いません。改めるべきところもあります。情報提供なら本当にありがたく感謝したいところでした。

しかし、結局その方たちの言いたいことは
①わが子ばっかり我慢している。
②我の強い子の意見ばかり通る。
③そういうことのないようにきちんと指導してほしい!
ということでした。

その場ではおっしゃていることが理解できず、考えがまとまりませんでした。だから上手く返せず、終わってからとても悔しい思いをしました。1日ずっとそのことについて考えて、こう返せばよかったと悔やむばかりです。
自分の考えを心の声にしました。

①わが子供ばっかり我慢している。
 「我慢しているのはあなたたちの子だけではありません。我が子だけ我慢しているというのなら、一律に我慢の度合いをそろえろというのでしょうか。それとも、我が子が満足すれば誰かの我慢度が極端に高くてもいいのでしょうか。あなたのお子さんに「それでいいの」と問いかけたら、「うん、他のグループで一緒になろうって約束したからいいんです。」と言っていました。これこそ、子どもたちが自分たちで考えて出した我慢の落とし所じゃないのですか。」

②我の強い子の意見ばっかり通る。(ここでの我の強い子は、保護者の子らと仲がよく、我は強いが、豆腐メンタルの子です。嫌なことがあると休みがちです。)
「その子(我の強い子)を気遣えているということですよね。何かあると休むって分かっていて、休まれると「みんなが楽しい」という目標に反してしまう。だから、できるだけその子の思いを汲もうとしたんですよね。友達としての気遣いと受け止められませか。それは我慢ではなく、心が広がったと捉えるベキなのではないでしょうか。」

③そういうことのないよう、きちんと指導してほしい!
「はい、指導はします。しかし、僕がするのは「どう思う」「どうしたらいい」と考えを促すことだけです。考えて行動するのは本人たちです。先生が言ったからそうした。ママが言ったからこうした。そうやって行動して上手くいったとしても、失敗したとしても得るものは少ないです。失敗した時なんかは責任転嫁するでしょう。言ったことをやったのに。そんな考えなしの、責任転換野郎にはなってほしくないと思っています。ですから、子供の判断を行動を、任せてみたらどうですか。それで成長した部分を褒めてあげたくないですか。嫌な思いをする子も出てくるのは、お互いがまだ未熟なため仕方ないことだと思います。ないに越したことはないですが、成長の過程として通る道だと思います。それが違うというのであれば、いい方法を教えてください。」

こんなところでしょうか。これが正しいとは思っていませんが、今の僕にできる反論です。これが言えるとよかった。だけどその場で言えなかった自分に情けなさを感じました。

だから、この一件で決心しました。

ギャフンと言わせやると。

知っています。保護者は教師の敵ではありません。子どもを共に育てる協力者なのです。それぐらいの認識はあります。親に腹を立てても、子どもに害を及ぼすなんてもってのほかです。

だから、自分の指導を振り返り、修正すべきところは修正し、子どもを通して思い知らせてやるのです。

そして、次に口を開くときは、感謝の言葉を述べさせてやる。

ということで、保護者対応編が加わりますので、アイデアやご意見がありましたらぜひお願いします。

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