7年がもたらすもの
僕たちは距離を置くことにしました。
カップル間でよく聞くやつです。
終わりの一歩手前。
急には何だからと、緩やかにお別れするためのソフトランディング。
なんか都合のいい制度ですよね。
と思っていた僕が、距離を置くことを提案しました。
理由は、長谷川さんの僕への気持ちが再燃したからです。
別れを切り出された長谷川さんは、自分の行動や思考を振り返りました。
長谷川さんは、僕に別れを切り出させたのは自分がそっけない行動をとっていたからだと反省し、
そして付き合いたての頃の、僕を思う一生懸命な自分を思い出しました。
長谷川さんは、自分の強い気持ちを確認し、僕ともっと居たいと思うようになっていきました。
別れを切り出した僕としては、そういうわけにはいきません。
お互いがいない生活に、自分も慣れないといけないし、長谷川さんも慣れていかないといけません。
だから、お互い落ち着いて距離を取ることが良策だと僕は判断することにしました。
一応、長谷川さんも受け入れてくれました。
そして、僕たちは 10月4日(月)から距離を置き始めました。
7年間毎日朝通勤時電話をし、帰路で電話をしていた生活をやめたのです。
習慣をやめるというのは、みなさんもお分かりだと思いますが、なかなかです。
今日の出来事を報告したいのにできない。
良かった事も、嫌な事も、驚いた事も、面白い事も、全部。
長谷川さんとの連絡を断つことで、僕はこんなにも電話がならず、話す相手がいないのだと気づきまいた。
おかしいくらいに。
でも、自分が決めたこと。
続けなければ意味がありません。
禁煙と似ているなぁとふと感じました。
いつの間にか長谷川さん依存症になっていたのでしょうか。
それくらい7年という月日は長かったのだと感じました。
おそらく長谷川さんはもっと辛く感じているはず。
距離を置き始めてから 4日後の 10月6日(木)
バドミントンの帰りに長谷川さんから電話がかかってきたのです。
本当はここで取ってはいけないのは分かっています。
分かっているのだけれど、
自分てなんて甘く中途半端なんでしょう。
電話をとってしまい、あえなく距離を置く期間終了。
距離を取っていた期間×4日
全然連チャンさせられなかった確変終了時のモニターやん。
36歳、世間では脂の乗った男の魅力が溢れる年頃。
「恋愛は人生のスパイス」ってなんか「男の流儀」か「一流の男」みたいな本に書いてあったはず。
なのに、この様はなんだ。
でも、だからピリ辛なのかね。
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